ハナウタカジツ

ハナウタカジツってこんな人
vol. 8

私たち家族について様々な人に紹介してもらうコーナーです。さて、今回はどんな人に紹介していただけるのでしょうか?

片山 和洋さんって

高い情報感度と好奇心、 ストーリーが描けるひと。
紹介者
フリーランスデザイナーコジマコージさん
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「会話が弾む、おくりもの」というキャッチコピーのとおり、果実を販売するのではなく体験を提供するという考え方にとても共感しています。天候など突発的な不確定要素の固まりである農業(ハード)をコミュニケーション(ソフト)でリスクヘッジすることはこれからの農業のスタイルとして正解のひとつだと思うんです。しかも片山さんは先進的な取り組みやサービスなども積極的に取り入れるイメージがあり、その第一歩目がとにかく早い。彼のツイートなどで世の中の最新情報を知ることもよくあります(笑) 奥さんは、謡(うた)や三味線、アクセサリーなどの“ものづくり”にも携われていて、その営みは農作業の合間に草鞋を編んだり、神事で楽器を演奏したりという日本古来の純粋な「農」の在り方に近いのではと思っています。

今回の紹介者「コジマコージ」さんってどんな人?

50万人と会話!? 1万冊を読破!? 謎の人・コジマコージの写真

50万人と会話!?
1万冊を読破!?
謎の人・コジマコージ

「お仕事の内容を教えて下さい」と聞くと、「それでいつも悩むんですよ」と笑うコジマさん。名刺に書いてある肩書は「フリーランスデザイナー」。しかし、その活動はデザイナーという枠には収まりきれません。ときにコピーライターであり、アドバイザーであり、気軽に相談できるお兄さんでもあり…。誰にもマネできない独自のポジションを確立されています。「本当は肩書すらいらないと思ってるんですけど、初対面の相手を混乱させてしまうのでデザイナーと名乗るようにしています(笑)」。 コジマさんは学生時代に電子工学を専攻していました。しかし、そんなテクノロジーの発展したあとの未来に対して漠然とした疑問を抱き、デジタルとは真逆の“人と人のコミュニケーション”に興味を持って飲食の道へと進みます。BARや純喫茶、レストランなど複数の飲食店に勤務しながら意識的に多くの人と会話を重ねられました。その数はなんとのべ50万人!たかが会話と言えども、円滑なコミュニケーションのためには相手に対しての理解が必要と感じたコジマさん。幅広い知識を得るために1日3冊の読書を自身に課して10年間で1万冊を読破したそうです。そんな興味があることに対してとことんやる性格が、その後のデザイナーという職業においても大いに生かされることになります。

誰かの役に立てる喜び デザイナーという仕事の写真

誰かの役に立てる喜び
デザイナーという仕事

もともと勤務先のショップカードやメニューなどのデザインをしていたこともあり、自然な流れでデザイナーとしての活動をスタート。「最初はインターネット上でのクラウドワーカーとして仕事をしていました。ただ、メールやデータのやりとりだけで完結してしまう人間関係の希薄さにすぐに違和感を感じてしまいました」。 働き方を変えようと考えたコジマさんは、まず地元である熊本の農家さんに農産物の商品化やパッケージ提案などをはじめたといいます。「パソコンを持っていない農家さんにはFAXや郵送でデザインイメージを送ったりして、ネットの便利さとは正反対の大変な作業でしたが、誰かの役に立っているということを直に感じることができて、なにより純粋に楽しかった」。ちょうど同時期に「食と農」の環境保全団体であるアルチザンクラブ(現・一般社団法人Food Labo)からの誘いを受けて創立メンバーとして参加。農業から環境へと活動を拡げていくなかで、熊本・阿蘇地域の世界農業遺産(GIAHS)獲得へ向けたチームのデザイナーとして国連向けのプレゼン資料やポスターを担当する機会にも恵まれました。近年は、台湾で「デザインを用いた農村再生」についての講演や、オランダの環境プロジェクトの日本エリアのディレクターを務めるなど、海外での活動も積極的に行っており、デザインとコミュニケーションを軸に活動の幅を拡げています。

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職業にはこだわらない。
コジマ流・常識にとらわれない生き方

2018年に国内最大規模のキャッチコピーの広告賞である『第55回宣伝会議賞』で、約46万作品のなかの46作品(協賛企業賞)にコジマさんの作品が選出されました。その他にもロゴデザイナーとして大手クラウドソーシングサイトで全国上位にランクインしたり、ラジオCMや企画コンテストなどで入賞したりと、職業というカテゴリーを越えて多方面でご活躍されています。「賞レースへの参加には賛否両論がありますが、僕にとっては大切な取り組みなんです。もともと存在自体が不明瞭で分かりにくいと思うので」。 コジマさんには日頃から心掛けていることがあります。それは『常に変化して、適応する』ということ。「ダーウィンの進化論みたいに、一番強くなるよりも変化に適応する方が、今のような変化の時代には生き残りやすいと思っています。人生の起承転結を努力でコントロールできるのもフリーランスの良さなので、職業や仕事内容にはあまりこだわらず、より広義的なデザイナーのような存在を目指していきます」。現在もコジマさんは、絵本を制作したり、顧問として企業へデザインサービスを展開したりと新しいことを次々と始めています。謎の人、コジマさんの活動を今回ご紹介したのですが、解明されるどころかさらに謎が深まるばかり…。もしかしたらこのインタビューが出るころには、また新しい展開が始まっているかもしれません。(聞き手/ライター 中川 みお)

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今回お話をうかがったのはフリーランスデザイナーコジマコージさん

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