いつも晴天
温室内は、気温・水分とも一定に保たれており 果物も伸び伸び成長できます。3月のすももの花の時期は、果実が実になる大切な季節。
長雨が続くと、授粉出来ず不作となってしまいます。その点、温室栽培は天候に左右されることなく いつもミツバチが飛び交って授粉をしています。
水分コントロール
異常気象による集中豪雨が降っても温室は屋根で守られているから余計な水によるすももの糖度減少を防げます。
樹の根元には配水チューブを引いているので「水をあげたいときに、あげたいだけ」水分のコントロールをしています。
未熟のすももは味が劣ります。ただ、完熟を過ぎると味が落ちていきます。収穫する熟度の見極めが難しいのです。
少なく実らせる
果実をギリギリまで完熟させると樹も体力を使ってしまいます。大量な果実をつけた次の年、樹が疲れてしまい まったく実をつけないことも。完熟収穫するために、間引きの仕事をこまめにして少なく実らせるようにしています。※間引きは果実がマッチ棒の先端くらいの大きさのときからはじめます。
果実を守るブルーム
すももの表面には「ブルーム」と呼ばれる白い粉がふいています。
これは、すももが雑菌や病害虫などの外敵から守るために、すもも自身が本来持っているもので、そのまま食べても大丈夫です。保存する際は、この白い粉をふきとらず、保存ください。
生産者直送だからもぎたてで、みずみずしい!
一般的に、果物が農家から店頭に並ぶまでには市場や仲卸しを通るため数日かかってしまいます。
また、店頭の棚で長持ちするために完熟より少し早く収穫せざるを得ないこともあります。ハナウタカジツでは、みずみずしいもぎたてを生産者直送しています。
収穫時期をずらして長期販売。「おかわり購入」を実現!
すももは、完熟の実を樹にならせたままだと自然落下してしまいたべられなくなってしまいます。
そのため、毎日収穫して出荷しなければなりません。1カ所の温室だけだと、1週間くらいで収穫が終わってしまいます。
農家直送をしたくても「美味しかったから、また送って」の声にお応えできないのです。
ハナウタカジツでは、いくつも温室を持つことで温室ごとに管理を変え、収穫時期をずらしています。