ハナウタカジツ


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俳優 小松野希海
俳優×ハナウタカジツ

職業、俳優―。熊本ではなかなか耳にすることの無い肩書きをあえて掲げ、舞台やメディアで精力的な活動を続ける小松野希海(こまつののぞみ)さん。高校時代に演劇と出合い、大学卒業と同時に上京し、程なく〔劇団四季〕に所属。2014年帰熊後は、運命に吸い寄せられるかのように出合った仲間たちとともに“熊本でミュージカル公演を! ”とin.K. musical studio(インクミュージカルスタジオ)を旗揚げ。メイド イン クマモトのミュージカルを発信しています。

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就活? 教職? 演劇に打ち込むために上京を決意

大学で教育学部を専攻していたという小松野さん。卒業を目前にした春“教員採用試験も就職活動も自分の道ではない。チャレンジするなら今! ”と熊本を発つことを決めたそうです。上京後は“演劇一筋で食べていきたい”と〔劇団四季〕のオーディションに挑戦。「まず書類審査で1/4に絞られるのですが、そこに残れただけでも私にとってはラッキーそのもの。そこで挑んだ予選の場がたまらなく楽しくて! これなら本選はもっと楽しいんじゃないかってワクワクしながらオーディションに臨みました」。結果は見事合格。役者一本で生きる道を勝ち得たのです。

どんな現実も受け止める側の“姿勢”が大事

幼い頃から身体を動かすことや歌を歌うことが大好きだったという小松野さん。「大学も教育学部で、歌や踊りを本格的に習っていなかった私にとって〔劇団四季〕に入ってからは、まさに苦労の連続。すべての演目において初心者なんです。何かしらの専門分野があれば、確かに楽できる部分はあったかもしれません。けれども、今まで“運よく” 型にはまらなかったからこそ、自分の身体を自由に使ってミュージカルを演じることができるはずです。過去や環境は変えられないから、すべては目の前の現実を受け止める“姿勢”が大切だなぁと感じています」。

日常のおしゃべりが歌や踊りだった少女時代の写真1日常のおしゃべりが歌や踊りだった少女時代の写真2

日常のおしゃべりが歌や踊りだった少女時代

そもそも小松野さんが“ミュージカル”の存在を知ったのは、小学校3年生の時。父親がくれた『メリーポピンズ』の映画を見て“私はこれが好きなんだ! ”ってその時はっきりと自覚したのだとか。「それ以来、親友たちとユニットを組んで、学校のベランダや教室、運動場…ありとあらゆる場所で歌ったり踊ったりしてましたね(笑)。自作の曲のレパートリーは数えきれないほどありました! 」と話す小松野さんの表情は、ミュージカルに目覚めた頃の少女そのもの。今も舞台に立っている時、“生きている”ことを実感するといいます。

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観る人に“希望”を体感してもらえる公演を

ハナウタカジツさんとの出会いは、植木町の事業で小松野さんら熊本の役者と植木在住の市民役者とともに『平成植木物語~新たなる旅立ち~』の公演を行ったことがきっかけ。「市民役者としてハナウタカジツさんも出演されていたんです。その時差し入れにくださった種まで食べられるきんかんの美味しさにやられてしまって!! 」とその時の飛び上るような感動を全身で表現する小松野さん。それ以来、小松野さんはハナウタカジツさんのきんかんをとっておきの差し入れとして使うようになったそうです。「ハナウタカジツさんのきんかんを食べた私同様に、舞台を観に来てくれたお客さまに“生きる希望”を届けたいというのが今の私の活動の軸になっています」と晴れやかな表情で小松野さんは話します。

“俳優”として熊本のミュージカルを広く発信!

現在は、月に一度の劇団の定期公演を拠点とする『Studio in.K.(スタジオインク)』で開催しているほか、TVやラジオにも積極的に活動している小松野さん。「観ている人に少しでもミュージカルや舞台に興味を持ってもらいたいんです。そしてこれからもっと熊本発信のミュージカルを演じていきたいですね」と意気込みます。持ち前の明るさとのびやかな表現力を武器に、自らの信じる俳優道を一心に歩み続ける小松野さん。いかなる現実も自分のパワーへと変えていく小松野さんのほとばしる魅力は、舞台の上で何倍も大きな輝きを放っているはずです。(聞き手/ライター 中城明日香)


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