ハナウタカジツのある熊本市は、“蛇口をひねればミネラルウォーター”と表されるように、阿蘇の伏流水に由来する地下水が豊富な土地としても知られています。果実はそのほとんどが果汁。熊本市のおいしい地下水が、果実の味を支えています。
植木温泉の開湯は明治28年。やわらかで、しっとりと肌に馴染むそのお湯は、“美人湯”や“玉の湯”とも呼ばれています。町をつらぬく合志川沿いには、約10軒の温泉旅館が立ち並び、熊本市内外からのファンも数多く訪れます。日帰り利用のできる温泉施設や家族湯もたくさんあり、私たち家族も、農作業の疲れを癒やしによく通っています。
毎月第3日曜の8時30分〜11時30分まで、熊本市北区役所のそばで開催している朝市。「スイカの産地として知られる植木町に、ほかにももっとたくさんのおいしいものがあることを伝えたい!」そんな思いを抱く、植木町の若手農家を中心に2010年10月からスタートしたものです。今では飲食店や雑貨屋さんなど、農家以外の出店も多くなり、地域のイベントとして定着しています。
ハナウタカジツ近くのみかん山の様子
ハナウタカジツは、果実の収穫・出荷だけでなく、四季折々のイベント提案にも力をいれています。春先、桃色の花が咲きほこる「はなよめ」のハウスで開催するお花見などはそのひとつ。ブログやSNSなどを通じ、四季と食卓、くらしを楽しむきっかけを提案しています。
果実別!四季の楽しみ方
「はなよめ」はそのおめでたい名前から、結婚内祝いなどに人気です。「どすこい!!横綱みかん」は、必勝・合格への思いを込めた贈りものにも。また、果実の甘く、華やかな香りは脳にプラスの働きかけをし、人をしあわせな気分にするともいわれています。世代や性別、シーンを問わずお喜びいただけるはずです。(※熨斗などの対応も可能です)
1980年5月13日生まれ
【子どもの頃は?】実は子どもの頃は、家を継いで農家をやりたくありませんでした。農業がカッコいい職業と思えなかったからです。
学校の迎えも軽トラックでなんだか恥ずかしいし、連休もなく遠くへ旅行に行った思い出もありません。
だから、将来の夢といえば教師やデザイナー、新聞記者に、ケーキ屋さん、ラジオにも出たいし、プログラマーにもなりたいとたくさんの夢を描いていました。
高校は普通科へ、卒業後はコンピューターの専門学校へ進みました。学生時代、地元のスーパーでアルバイトをするなかで青果物コーナーに並ぶたくさんの「植木産」。
自分も含め植木町の町民ですら、この豊富さに気づいていない方も多いよう。旬の時期や食べ方などオススメをお客さんと話していれば自然と買ってもらえました。伝える農業をすれば。もっと楽しくなるのでは?と思い、就農しました。
「農業の基本は美味しいものを作ること」
ただ、栽培技術だけでなく、販売や広報/デザイン/社会活動等あらゆることにアンテナをたてておく必要があります。
「学生が農業体験に来たら教師に」「贈答品を勧めるチラシを考えればデザイナーに」「新聞に活動を紹介してもらえれば新聞記者に」と・・・。
いま、農業を通して小さな頃の夢をひとつひとつ叶え続けています。
ハナウタカジツがある植木町とは
1979年11月8日生まれ
【子どもの頃は?】子どもの頃から三味線と民謡を習っています。
実は、お稽古のとき出てくるお菓子が楽しみで嫌にならず続きました。
嫁いでからも地域の行事で演奏させていただき、良い息抜きになっています。
これからは日本の伝統文化を子どもたちにも伝えていきたいです。
小学生の音楽の教科書には「古典楽器に触ろう」と書いてあります。ただ、高価な楽器だから触れることはあっても自分で奏でることは、ほとんどないそう。子どもたちに教えられるくらい、稽古に励みます。
ハナウタカジツ・Rei
ビーズやスワロフスキーを使ってアクセサリーをつくるのが趣味です。ひとつひとつパーツを繋いで完成した時の達成感はひとしお。イベント出店でハナウタカジツの果物と一緒に販売しています。小さな女の子が目をキラキラさせて、アクセサリーを見てくれるのが嬉しくて 子どものお小遣いでも買えるようなアクセサリーをつくるようにしています。
>>>ハナウタカジツ/ハンドメイドはこちら
2011年8月16日生まれ
「望みは叶う」という思いから名付けた長男・叶望(かの)
桃太郎のようにすくすく成長してほしいです。
「民謡 田原坂」全国大会に最年少出場!
2015年10月8日生まれ
「未だ蘭咲かず(いまだはなさかず)」という思いから名付けた長女・未蘭(みら)
今はまだつぼみ、たくさんの人との出会いで大輪の花のような人になってほしい。
【他、各サイトでハナウタカジツをご紹介いただきました。】