食卓の定番がなくなる??
醤油や味噌をもっと身近に
私たちの食卓に欠かせない醤油や味噌。日本食には欠かせない調味料ですが、家庭での使用量が年々減ってきていることはご存知でしょうか?洋食が食卓の定番になりつつあること、忙しい現代社会の中、ご飯をレトルトや惣菜でご飯を済ませてしまうことなどが要因だといわれています。「日本に昔からある調味料を、もっと身近に感じてほしい」と日々活動しているのが橋本醤油の新商品開発などを担当している田中真由美さん。橋本醤油は大正8年創業の熊本の老舗醤油蔵です。蔵元育ちの田中さんの近くには、小さいころから常に麹の香りが漂っていたといいます。「昔はあちこちに醤油蔵があって、もっと身近に感じられてたと思うんです。でもいまの子どもたちは、醤油をどうやって作っているか、何で作られているかも知らない子が多い。それってもったいないなと思うんですよ」と話します。