ハナウタカジツ

ハナウタカジツってこんな人
vol. 4

私たち家族について様々な人に紹介してもらうコーナーです。さて、今回はどんな人に紹介していただけるのでしょうか?

片山 和洋さんって

不思議な人!
紹介者
創作ユニットHUNKA久保山雅子さん
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新しいもの好き。色んなモノやコトに興味を持って人を巻き込むのがうまい人。人見知りで一見静かなんだけど、いつも頭の中はフル回転している。ハートが熱くて、すごくやり手で…不思議な存在感を醸している人ですね(笑)同い年で話が合うし、いつもお互いに相手の動向を見守っている仲間のような存在です。

今回の紹介者「久保山雅子」さんってどんな人?

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モノ作りが好きだった
子供時代

子供のころから絵を描いたり、何かを作ったりするのが好きだったという久保山雅子さん。デザイン系の短大を卒業した後は、熊本・東京でアパレルやフェアトレードの仕事に携わりながら制作を続けていました。しかし、「描くことは好きだけど、とにかく自信が無くて」。作品が完成しても、誰にも見せることなく捨てていたといいます。28歳の時、東京で体調を崩し、親の勧めで帰熊。雅子さん曰く「人間としてお休みする時間」が2年ほど続きました。その間、実家ではひたすら編み物や針仕事をして過ごす毎日。何かを作っている時だけは不思議と心が落ち着きました。「社会に出なくちゃ」。そう思い始めた頃に出会ったのが、環境問題に取り組むNPO法人『環境ネットワークくまもと』でした。その中の若者グループ『ユースかんくま』のリーダーが片山さんでした。

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水俣との出会い

NPOの活動の中で、雅子さんは一度使ったろうそくを再生するキャンドル作りを任されるようになります。それがきっかけとなり、尾ノ上で定期的に開催されている四ツ角マーケットにキャンドルを出店、さらに実行委員を務めるようになりました。水俣のお茶農家・天野さんとの出会いも四ツ角マーケットでした。「とりあえず来てみなよ」。天野さんの言葉に誘われて赴いた水俣で、雅子さんは様々な職種の同世代の若者たちと知り合います。「もう、すごく熱量の高い人たちで。私の中ではムーブメントになって、巻き込まれ、夢中で飛び込んでいきました」。その中には、後に夫となる木下さんの姿もありました。「水俣と出会って、自分を大切にしようという思いが芽生えました」。雅子さんは、心のリハビリのような気持ちで、絵を描いて誰かに見てもらうことを始めます。同時に、水俣病について無知だった自分にも気付かされました。「私のように、無知がゆえに触れ難い話題だと思っている人は多いと思います。でも水俣病事件って知れば知るほど自分の生活に近く、人生に必要な哲学的なことを教えてくれるんです。触れ難さにプスッと穴をあけて、柔らかく伝えたい。そのために何か自分にできることはないか模索したいんです」と、水俣の仲間と共に、水俣病事件の猫実験をモチーフにしたTシャツ制作を手掛けるなどのチャレンジも始めています。

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夫婦で始めた
自分たちの文化活動

結婚を機に水俣に移住して3年目。2017年5月には、夫婦で創作ユニット「HUNKA(フンカ)」としての活動をスタートさせました。夫の木下さんが趣味で使っていた手作りのシルクスクリーン機材を使って雅子さんが描くのは、優しい顔をした動物や、日々の暮らしの中にある道具など。自由に遊ぶ表情豊かな線と心和む色彩が印象的です。ふたりで熊本や鹿児島のイベントにも度々参加。シルクスクリーン体験ができるワークショップは小さな子供から大人まで幅広い世代にとても人気です。「HUNKAは、文化の濁点を取ったものなんです。アートはもちろん、音楽とかコントとか(笑)私たちらしいかたちで文化活動をやっていけたらいいな」。コンプレックスの塊だった自分と決別し、本当の自分らしさを見つけた雅子さん。その笑顔は、水俣の海のように輝いて見えました。(聞き手/ライター上原直美)

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今回お話をうかがったのは創作ユニットHUNKA久保山雅子さん

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