モノ作りが好きだった
子供時代
子供のころから絵を描いたり、何かを作ったりするのが好きだったという久保山雅子さん。デザイン系の短大を卒業した後は、熊本・東京でアパレルやフェアトレードの仕事に携わりながら制作を続けていました。しかし、「描くことは好きだけど、とにかく自信が無くて」。作品が完成しても、誰にも見せることなく捨てていたといいます。28歳の時、東京で体調を崩し、親の勧めで帰熊。雅子さん曰く「人間としてお休みする時間」が2年ほど続きました。その間、実家ではひたすら編み物や針仕事をして過ごす毎日。何かを作っている時だけは不思議と心が落ち着きました。「社会に出なくちゃ」。そう思い始めた頃に出会ったのが、環境問題に取り組むNPO法人『環境ネットワークくまもと』でした。その中の若者グループ『ユースかんくま』のリーダーが片山さんでした。