日常にハッピーなときめきをくれる「Miko Design and Crafts」
思わずハミングしたくなる、ポップなデザイン。「Miko Design and Crafts(ミコ デザインアンドクラフト)」は、“日常にハッピーなときめきをくれる!!”をテーマに、帆布や革を使ったバッグ、アクセ、小物などを手がける熊本発のブランドです。職人達の手作業でつくられる一点もののアイテムは、熊本はもとより、九州内外のセレクトショップや展示会でも注目されています。
“日常にハッピーなときめきをくれる!!”をテーマに、帆布や革を使ったバッグ、アクセ、小物などを手がける熊本発のブランド「Miko Design&Crafts」。ハナウタカジツの「横綱みかん」とのコラボで生まれた帆布バッグ「ミコポン」シリーズは各地で話題を呼んでいます。
思わずハミングしたくなる、ポップなデザイン。「Miko Design and Crafts(ミコ デザインアンドクラフト)」は、“日常にハッピーなときめきをくれる!!”をテーマに、帆布や革を使ったバッグ、アクセ、小物などを手がける熊本発のブランドです。職人達の手作業でつくられる一点もののアイテムは、熊本はもとより、九州内外のセレクトショップや展示会でも注目されています。
なかでもMikoブランドを印象づけるのが、リンゴやハサミ、メガネなど日常のなかにある“素材”を“デザインモチーフ”として昇華させた帆布バッグの存在です。“素材”にペンキを塗り、帆布に直接、型押しするという一見シンプルな工程も、Mikoならではの感性で表情豊かなモチーフに。素材そのものの形や質感だけでなく、ペンキの色合いや濃淡、モチーフの重ね具合など絶妙なさじ加減で、ひとつひとつが唯一無二の存在感を放ちます。
こうした型押し帆布バッグのなかでも「カラレン(カラシレンコン)」と並んで人気なのが、ハナウタカジツとのコラボで生まれた「ミコポン」シリーズです。ハナウタカジツの「横綱みかん」のどっしりとしたフォルムと、ポコッと飛び出す頭の部分がなんともユーモラス。オレンジ~イエロー系のフレッシュなビタミンカラーが、コーディネートのポイントとしてもぴったりです。
(※大中小の帆布トートやショルダーバッグ、ポーチ、ティッシュケースカバーなどがあります)
ブランドの主宰でもあるMikoさんは、「ハナウタカジツ」と同じ植木町出身。2011年に同ブランドを立ち上げ、スタート当初から九州外での展開も視野に入れていたといいます。
「熊本生まれのブランドであることを、明るくキャッチーに伝えたくて考えたのが、“誰もが知る熊本の特産品”を使った型押しバッグです」最初に着目したのが、からし蓮根。輪切りにした断面のユーモラスな雰囲気に多くの人が魅了され、各地で話題を呼んでいます。
「カラシレンコンのほかに、熊本らしさを表現するものはないかと悩んでいた頃、出会ったのがハナウタカジツの片山さんでした。丹精込めて育てた果物を型押しに使うなんて!と敬遠されるのではと内心、不安もありましたが、片山さんはMikoのコンセプトや展望をすんなりと理解してくれました。
毎年、横綱みかんの収穫期にのみ、季節限定でつくられる「ミコポン」。県内外各地で行われる展示会でも、「横綱みかん」の特徴的な形に話が弾むといいます。
「野菜や果物はどれも表情豊かでパワフルです。土地のパワーやつくりてさんの想いもすべてがそこにこめられている。だから、どんなに頑張って精巧な“型”をつくっても、本物に勝るものはないんです。そうした意味でも、片山さんの先を見据えたご意見やご協力はありがたいですね」。
「私の終着点がどこにあるのかはわかりません。でも、Mikoのアイテムを手にしたお客様だけでなく、一緒に制作をつづける職人や、素材を提供をしてくださる人など、取り巻くすべての人が笑顔になるような仕事をつづけていきたい」。
立ち上げからもうすぐ5年。Mikoさんは、作家「Miko」としてではなく、熊本発の「Miko Design and Crafts」ブランドとして、進化をつづけています。(聞き手/ライター 木下 真弓)