時代が変わっても思いは同じ。
SNSを通じたイベントは大盛況！

「もともとイベントが大好きで。若い頃から主催したり、ボランティアスタッフとして参加したり、常に何かしらのイベントに関わってきたんです」と語るちっち。さん。そんな主催イベントのひとつである「インスタ熊本オフ会」の活動内容は、いたってシンプル。月に１回、県内外の撮影スポットに出かけて写真を撮るというものです。「モバゲーに始まり、mixi、facebook…今は写真と相性のいいinstagramに落ち着いていますが、やっていることは常にSNSを通じたイベントの企画と集客。ある意味、昔から変わらないんですよ(笑)」。

常に賑やかで、明るい笑顔があふれるオフ会ですが、なかでも大きな歓声が上がるのは、ハナウタカジツを使った「#旅するカジツ」の撮影時だといいます。「ハナウタカジツさんから差し入れしてもらった果実を被写体にして写真を撮るんですが、コレがすごく盛り上がるんです」と嬉しそうなちっち。さん。見慣れた景色も、ハナウタカジツが加わることで一変するのだとか。

いつも笑顔の輪の中心に♪
カジツと写真の素敵な関係。

ハナウタカジツとちっち。さんの距離が近づいたのは、彼が経営するbar『party place』のオープン時に、代表である片山さんが果実の差し入れをしたのがきっかけでした。「実はそれ以前にもイベントの現場でちょくちょく顔を合わせていたんです。楽しいことが好き、新しいことに挑戦したいというマインドが似ていたので、いつの間にか縁が深くなりましたね」。

ハナウタカジツを手にしてポートレートを撮ってみたり、風景の中に溶け込ませたり…。どんどん湧いてくるアイデアを形にする瞬間は、写真が大好きな参加メンバーにとって至福のひととき。「周りから見たら、ちょっとしたオモシロ集団ですよねぇ。フルーツを持って写真を撮りまくっているんですから」と笑い出すちっち。さん。「何ばしよっと？」と声をかけられ、地元の人と交流が始まることも少なくないとか。「そうやって人の輪がつながっていくことが嬉しいんです」。撮影後は「食べちゃうのがもったいない」と惜しみつつ、ハナウタカジツに舌鼓。メンバーの目を楽しませてくれた果実は、その美味しさで２度目の笑顔を引き出します。

「仲間を喜ばせたい」
思いを推進力に変えて…

「僕の活動は、すべて“友達の笑顔が見たい、喜んでもらいたい”という思いから始まっているんです。イベントはもちろん、仲間が集まる場所がほしいな〜という要望に応えて、barまで経営するようになっちゃいました！」と笑うちっち。さん。さらに、２年前からは新たな事業も手がけるように。「値段を気にせず、たくさん家族写真を撮れたら喜ばれるのでは」と思いがつのり、出張撮影サービス『すまいるふぉとさーびす』をスタートしたのです。「価格は一般的な写真館の数分の一。撮影したカットはすべてお渡しする時間制のフォトサービスです。価格を抑えられたら、もっと写真を撮る機会、家族の笑顔を残す機会が増えるかなと思って」とちっち。さん。その願いは見事に通じ、お宮参りから七五三、誕生日…家族の行事があるごとに声を掛けてくれるお客さんも多いとか。「お子さんの成長を、まるで親戚のように見守れる。すごく幸せな気分をもらえる仕事です」と優しい微笑みが広がります。

楽しいことは自分で作ろう！
旅するカジツの旅は続く

「実はドローンの撮影にもハマっていて、プライベートではドローンで撮影することを前提に場所を選ぶことも多いんです。ドローンのおかげで、これまで見ることができなかった目線での風景が気軽に写真や映像として残せるのがうれしいですね。そうやって撮影したデータをもとに、熊本の魅力を県外に向けてアピールしていけたら」。漫然と楽しいことを探すのではなく、自分で作っていけばいい。そんなモットーに従って、活躍の場を着々と広げていくちっち。さん。インスタオフ会も少しずつ形を変えながら、たくさんの笑顔を生み出し続けています。「初心者は詳しい人に教わって、ベテランの人は教える楽しみを味わって、写真好きの交流の場になればいいなと思います。ハナウタカジツとの旅も、ずっと続けていきたいですね」。ハナウタカジツと一緒に、次はどんな旅をしよう？ ちっち。さんの楽しい企みは膨らむばかりです。（聞き手／ライター 井関麻子）