漫画家を目指して奮闘の日々
漫画好きだった母親の影響もあってか、子供の頃から漫画が大好き。高校時代には全国の高校生が腕を競う「漫画甲子園」で2度の受賞を果たし、卒業したらすぐに上京して漫画家になるという夢を抱きます。しかし高3の時に手塚治虫の名作「アドルフに告ぐ」を読んで衝撃を受け、「漫画を描くにはもっと勉強が必要だ」と、熊本大学教育学部美術科に進学。大学3年時に講談社の「イブニング」で新人賞を受賞しました。ところが受賞後、デビューまでの道のりは決して順風満帆ではありませんでした。何度描いても担当編集者の返事は「ボツ」。上京してプロ漫画家のアシスタントと派遣の仕事を掛け持ちしながら地道に作品を描き続け、ついに2015年、26歳の時に朝日新聞出版の漫画雑誌「ネムキプラス」で念願のデビューを果たします。