ハナウタカジツ

ハナウタ便り

千客万来

食べる通信の本間さん、飲食コンサルの石鍋さん、どちらも東京から奇遇にもハナウタカジツで鉢合わせ☆
ハナウタカジツが一瞬東京になりましたw


【結果発表】第2回ハナウタカジツ×140字小説

ハナウタカジツ×140字小説では、4/10~5/11まで作品を募集し、45作品のご応募をいただきました。

募集期間中に、熊本では震災が発生いたしました。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

厳正な審査の末、受賞4作品が決定いたしましたので、ご報告させていただきます。

 

最優秀賞

最初の情景描写の導入が美しく、過去の記憶である「金の夕陽」を、現在手にしている「キンカン」につなげていくのも非常に面白いと感じました。
今回コンテストには家族や恋人の関係を描いたものが多かったのですが、この作品では一人きりの情景が描写されています。もちろん、どちらが良い悪いという話ではないのですが、そういう意味でもこの作品は目立っていたかなと思います。
最後の一文、「空になったグラスの底には覚束なくとも歩み続ける、そんな人が映っていた」も想像をかき立てます。「そんな人」とは一体誰なのでしょう。「過ぎた日々」を「飲みほし」て、それでもなお「グラスの底」で「歩み続ける」人。それは嚥下できない過去の苦い思い出かもしれないし、もう会えない誰かなのかもしれない。そんな考えを巡らせました。

 

優秀賞


キンカンをもらうのが何か特別なことではなく、日常にすっと溶け込んでいるところに好印象を持ちました。もちろん、ハナウタカジツの果実たちを特別な日に特別な人に贈るのも素敵なのですが、こんな風に何気ない毎日の中で食べていただくのも、またいいものだなと感じます。
キンカン同様に、冒頭から登場して日常の物語世界にアクセントを与えているのが猫の存在です。そして、「帰り道」ということで私の中では夕暮れの帰路を想像しました。さり気ない情景描写が、非常に良い効果を生み出しています。

 

「かわいい!」の一言に尽きます。
何歳くらいの子どもなのでしょうか? 私が親だったら、「危ないからやめなさい!」と忠告してしまうかもしれません。でも、そこをこらえて見守る姿がなんともいいじゃないですか。
火を使うことは、子どもが大人になるための通過儀礼の一つです。こうして、自立心を養っていくのでしょう。そして、誰かのために何かをしてあげようという気持ちも、ずっと育てていってほしいものです。そんな成長のそばに、ハナウタカジツの果実たちがあれば、これほど嬉しいことはありません。

 

ハナウタカジツ賞

「つやつやな肌のきんかん」「琥珀色のシロップ」という表現がとても美味しそうで、ハナウタカジツ賞に選出いたしました。
やはり、炭酸飲料が一番似合う季節は夏ですね。ぜひ、実際に作ってみてください!

 

今回は震災の影響もあってあまりコンテストのおしらせを行うことができなかったのですが、想像したよりたくさんのご応募をいただきました。皆さま、本当にありがとうございます。

きんかんの甘露煮に炭酸水を加えたきんかんサイダーや、きんかんキャンディを題材に選んだ方が多いように感じました。さらに、レシピの概要を隅々まで読み、それを140字小説に反映してくれている方が多いのにも、非常に感動いたしました。

それを踏まえつつ、そこからさらにもう一歩レシピに書かれていないことまで書いて一つの物語に仕上げた方々が、今回の受賞に至ったのかなと思います。

第三回も開催できればと思っております。今回は惜しくも受賞を逃したという方も、また挑戦されてみてください。次回も皆さまの力作をお待ちしてます!


6月6日

梅雨入りした熊本。
6月6日に雨ザーザーにはならなかったけど、紫陽花がキレイ☆


←古い記事へ| >>ハナウタ便り一覧へ |新しい記事へ→
  • ハナウタカジツってこんな人
  • ハナウタコラボ
  • メディア情報

ページの上部へ